日本のお米と食文化豊かな日本の四季に育まれたお米を中心とした日本の食文化をご紹介します

お米豆知識
  • 民話とお米

    イメージ画像 私たち日本人の主食であるお米を作る稲作は、自然とともに生きる文化や伝統を育んできました。それは、田んぼを中心とした里山の鳥や動物、草花とともに生きることを意味していました。
     日本各地に残る昔話は、そんな日本人の自然に対する生き方、考え方を今に伝えています。お米や稲作にちなんだ昔話も多く、「おむすびころりん」「さるかに合戦」などでも、「おむすび=お米」が重要な役割を果たしています。そこには、「お米は大切だ」というメッセージが込められています。皆さんのまわりにはどんな昔話があるでしょうか。
  • お米と祭事の関係

    イメージ画像 干ばつや冷害、秋の台風、病害虫の発生といった自然の驚異を和らげ、豊作を祈願するために、古くから稲作にかかわる様々な儀式や祭りが行われてきました。日本各地で行われる夏祭りや秋祭りの多くは、田の神に豊作を祈り、感謝したことに由来するといわれています。
     また、相撲の土俵入りで行う「四股(しこ)」には、大地を力強く踏みしめて災いを追い払い、豊作を祈願するという意味合いがあります。
  • お米が日本の主食になったわけ

    イメージ画像 お米は、日本をはじめ世界の多くの人々の主食となっています。3,000年ほど前に始まった日本の米づくりは、九州地方から東へ広がり、2,200年ほど前には現在の青森県まで伝わっています。温暖でよく雨が降る日本の気候が稲の栽培に適していたため、日本中に稲作が定着したのです。
     お米は毎年安定した収穫が得られ、長い間保存ができるので、収穫が少ないときも保存したものを食べることができます。また、その味が日本人の好みによく合ったこともあって、私たちの祖先は、お米を主食に選んだのでしょう。
  • 3,000年ぐらい前(縄文時代)の日本に渡来

    イメージ画像 お米作りは、モミガラなどの痕跡(こんせき)から、今から1万年ぐらい前、インドや中国の一部で稲の栽培が行われていたと考えられています。やがて、東南アジアや中国各地にも広まり、今から3,000年ぐらい前の縄文時代に日本に伝えられました。お米が伝えられた経路については、複数あったとされています。
     また、お米を日本に伝えたのは、農具の共通性などにより、当時の朝鮮半島に住んでいた人ともいわれています。ただし、最近の説では、中国南部に住む人たちによって直接伝えられたとも考えられています。
  • 八十八は自然の恵み

    イメージ画像 米という漢字を分解すると「八」「十」「八」に分けることができ、昔から「八十八」は「米」を意味する言葉としても使われてきました。八十八歳の誕生日を「米寿」というのも、このことからきています。ほかに、「立春から数えて八十八夜が農家ではもみまき(米の種まき)の目安」とか、「お米が実るまでには八十八回も手をかけるから」という説もあります。
     もともと米という漢字は、稲穂に米が実った様子からできた象形文字といわれています。お米は古代から私たちの命を支えてきた自然の恵みの代表。一粒でも無駄にせず、感謝の気持ちを抱きながらいただきたいものです。
  • ご飯は食事のまとめ役

    イメージ画像 日本には様々な文化があります。なかでも「食」の文化は、長い年月を経て培われてきました。私たちがふだん食べているご飯はお米を炊いた食べ物ですが、国によっては、炒める、煮るなど、味付けしたお米料理を食べるところも有ります。
     日本のご飯は“味がない味”を特徴としているので、野菜や魚の味の違いを季節ごとに楽しむほどの繊細な食文化を育みました。そのうえ、和風、洋風、中華風などのおかずにもよく合うため献立のバランスをとりやすく、食事のまとめ役として最適な食べ物といえます。
  • お茶わん1杯分の栄養は?

    イメージ画像 ご飯には、脳を働かせるエネルギーのもととなる炭水化物をはじめ、からだの基礎をつくるたんぱく質や鉄分、食物繊維、ビタミンなど、様々な栄養素が含まれています。ご飯を主食として、栄養のバランスのとれた食事を規則正しくとることが大事です。
    <お茶わん1杯分(約150g)に含まれる主な栄養分>
    炭水化物: 55.6g(脳やからだを動かすエネルギー源)
    鉄分: 0.1mg(からだの細胞に必要な酸素の運び役)
    ビタミンB1: 0.03mg(からだの機能を正常に保ち、糖をエネルギーに変えます)
    たんぱく質: 3.8g(からだを構成する筋肉や皮膚、血液などの主成分)
  • お茶わん1杯のご飯について

    イメージ画像 お茶わん1杯のご飯の量はおよそ150g。これを炊く前のお米(精米)に 置き換えると約65g、米粒だと3,250粒くらいです。お米は炊くと重さが2.3倍ぐらいになるのです。
     ところで、その65gのお米の値段は約24円。食パン1食分(6枚切りを2枚分)は約60円ですから、お米がいかに安いかがわかります。また、お米を炊く時に加えられるものは基本的に水だけです。ところがパンに含まれるものは小麦以外にも塩、油、砂糖など以外にたくさんあり、その分カロリーも多くなりがち。お米はダイエット食ともいえるのです。
  • 日本で一番お米を作っている都道府県は?

    イメージ画像 稲は熱帯生まれの植物ですが、日本各地の気候や風土に合わせて品種改良が重ねられ、今では毎年300種以上ものお米が作られています。
     お米の収穫量の多い都道府県は、1位北海道、2位新潟県、3位秋田県。新潟は古くから米どころとして知られ、「魚沼産のコシヒカリ」などは最高級のお米として有名です。また北海道は気温の低さから、以前はお米づくりには適さないといわれていましたが、品種改良によって寒さに強い品種が開発され、平成20年にはついに国内トップの米どころになりました。
  • コシヒカリから生まれた子供たち

    イメージ画像 コシヒカリは昭和31年のデビュー以来、すでに50年以上が経ちました。現在、47都道府県のうち、北海道、青森県、沖縄県を除く全国で生産されています。また、昭和60年頃から、その土地に適したコシヒカリを作ろうと、第1世代を親に持つ第2世代、さらに第3世代が登場し、今では15種類以上とも。
     代表的なものに秋田県を中心にした「あきたこまち」、九州や西日本で作られている「ヒノヒカリ」、宮城県を中心に生産されている「ひとめぼれ」などがあります。コシヒカリの美味しさを受け継ぎ、より病気に強く、より早く収穫できるようにと日々研究がされています。
  • コシヒカリの誕生と名前の由来

    イメージ画像 コシヒカリの原形は昭和19年に新潟県農業試験場で誕生し、福井県農業試験場で育てられました。当時はお米の増産が求められていたため、味はよくても稲が倒れやすく、病気に弱いという欠点があるこのお米は、どこの県でも見向きもされませんでした。しかし、ごはんの味に注目した新潟県は、新品種として改良を加え「日本一おいしい」といわれるコシヒカリを誕生させたのです。
     ちなみに、コシヒカリは「越光」と書きます。越とは新潟県など、かつての「越国(こしのくに)」のことで、「越の国に光り輝く米」との願いが込められています。
  • 日本のお米の品種

    イメージ画像 日本ではたくさんの品種のお米が作られています。その地域の気候や風土に合わせて常に品種改良が行われ、今で は毎年300種以上ものお米が栽培されています。品種改良は味を良くすることはもちろんですが、寒さや病気に強いも のや収穫量の多いお米を作る目的もあるのです。
     ちなみに、日本で最も多く作られているお米の品種は「コシヒカリ」で、二番目は「ヒノヒカリ」、三番目は「ひとめぼれ」と 続きます。「コシヒカリ」は昭和54年以降、30年連続で1位を独走中です。皆さんの家庭では、どんなお米を食べていま すか。

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